やり遂げたなら何が得られるが読める経営計画がよい経営計画である。 
             社員から見て、企業が自己実現の場であれば、全力を尽くすであろう。 
             利益は顧客の評価であり、経営者の使命感と闘争心プラス全社員の意思の総和に比例する。 
             経営は1人ではできない。すべての社員、協力者の納得と協力がなければ力は発揮されないのである。 
             現実には“3・4・3”の法則が働いて、どんな集団の中でも方針に賛成する人たちが3、 
             反対する人たちが3、中間派が4となることはよく知られている。 
             しかし経営計画においては全員参加を求める立場から、全社員の納得と協力を得ることを前提に 
             全職場、全階層から参画させるのがよいのである。 
              
            具体的な経営計画としては「十分な準備と時間を持つことが大切」であるということになる。 
               経営計画における年間基準のスケジュールは次の7つである(期の始まりを4月として)
  
                (1)社長方針、基本方針の発表…1月初旬 
                (2)売上基本計画の第1案発表…2月初旬 
                (3)各部門方針と部門予算…2月下旬 
                (4)全社の調整と実行計画案…3月上旬(決算予想と前期総括・合宿が効果的) 
                (5)取締役会の承認と実行計画…3月下旬 
                (6)各部門長への説明・示達…3月下旬 
                (7)全社発表会(経営計画書配布)…4月(経営計画発表会開催・スローガン発表) 
               
             以上、次回に続く。 
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