単年度の利益計画を作る上では、中長期計画から示される売上粗利計画・利益計画と
現実的積上げ方式によって作られた売上粗利計画・損益予算との間にギャップが
生まれるのが通常だが、それをどうやって中長期計画に近づけていくかが大きな課題となる。
中長期計画では、戦略的投資等を行いつつ、ビジョンの達成を図っていくので、どうしても
その源泉として、利益をいかに予定通り出せるかが大きなポイントとなる。そのためどうしても
利益計画の達成が最重要課題となってくる。単年度計画もそれに合わせて、最終的な損益計画を
つくっていかなければならない。利益の計算式を示すと以下の通りとなる。
利益=売上高−費用(含む原価)
必要利益を確保するには、計算式をみればわかるとおり、三つの方法がある
@売上高を上げる(営業)
A原価を低減する(現場)
B経費を節約する(管理)
である。この3つの部門にてそれぞれ可能な対策をたて、必要金額を分担して修正計画をたてる。
この修正を繰り返して、最終的な損益予算が出来上がる。
以上
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