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第205回
報連相シリーズ7 「簡潔に伝える報告書」

2020/12/1


  報告書の文章は簡潔な短文の積み重ねスタイルにする。つまり、「ワンセンテンスに
 一つの事項」を述べることである。接続詞を駆使して、一文に複数の事項を盛り込もうとすると
 文章が難解になり、結局何を言いたいのかわからなくなってしまうからである。
  さらに、「読み取りやすい形式」の文章にする。「何がどうした(私は得意先を訪問した)」
 「何は何だ(得意先は○○会社だ)」「何はどんな状態だ(得意先の企業規模は大きい)」
 といった表現である。

  報告書や連絡文書に限らずビジネス文書に必要なのは、何よりも「正確さ」である。
 事実関係に即して正確に書くことを心がける必要がある。数量などのデータは
 正確に確認する必要があるし、名前などの固有名詞も正確に記入するようにしよう。
  人に読んでもらう文章であるから、「簡潔明瞭」なことも重要である。
 何度も読み返さなければわからないような文章ではビジネス文書として失格である。
 読んだ人が誤解しないように簡潔明瞭な文章を書くことである。書く方にとっても、
 美辞麗句に凝った文章より事務的な簡潔な文の方が書きやすいはずである。

  整理すると以下になる。
 1.ワンセンテンスに1事項を述べる
 2.読み取りやすい文書形式を使う
 3.内容は正確に書く
 4.簡潔明瞭に書く        以上

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