「安全第一」という物流方針を出している会社では当然、安全を犠牲にする
コストダウンはしません。
「顧客満足」でなく「お届け先満足」という物流会社:があります。
物流会社の顧客は荷主企業ですが、荷主企業の満足よりも届け先(荷主企業のお客様)の満足を、
第1に考えるのです。お届け先が求める物流サービスを真剣に考え、
その具体化には何をするべきかを検討し、「挨拶」「身だしなみ」など多くの答えを見出し、
実現に向けて社内で改善活動をしています。
このような物流方針が決まっていないと、会社としてどのような人の、
どのような働きを評価するかを決めることもできません。
例えば、出荷スピードを優先する会社なら、受注から出荷までの時間を評価基準の
上位にするでしょうが、確実な納品を重視する会社では、
誤納品率などが上位になります。
これは、物流作業以外でもいえることです。物流会社の営業方針で、
過度な新規受注をせずに、既存顧客へのサービスを優先すると決めていれば、
新規開拓件数が評価基準の上位にはなりません。
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