近年、アウトソーシングを活用した経営が盛んになりつつある。
アウトソーシングとは、「自社のコア・コンピタンス以外の業務を、外部に委託すること」
である。コア・コンピタンス(本来業務)とは、その企業の生命線となる機能のことである。
メーカーならモノづくりであり、銀行なら金融である。
アウトソーシング自体は「業務委託」「外注化」として、従来から採用されていたが、
自社の経営資源を本来業務に集中させ、それ以外の業務については
外部の経営資源を積極的に活用して、競争力を高める経営戦略として改めて注目されている。
外来語・新語は中堅・中小企業の経営者にとってなじみがないことが、
理解や導入を妨げる一つの要因である。そこで、ここでは平易に、アウトソーシングは「業務委託」に、
業務を受託するアウトソーサーは、「委託先」と言い換えることにする。
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