急成長している業務用食品卸企業での成功事例です。この会社では、他の企業と同様、
商品が入荷・入庫され、格納・保管され、オーダーに応じて出庫・出荷されます。
しかし、業態が業務用食品卸ですから、多くの企業と違う点があります。
まず、冷蔵・冷凍の食材を取り扱っていることです。冷蔵・冷凍ものは、当たり前ですが、
冷蔵倉庫や冷凍倉庫に保管されています。そのため、作業者が長時間滞在することは、
基本的にできません。また、食材ですから、バーコードが付いていません。
次に、配達時間に制約があります。業務用というのは、居酒屋や焼き肉屋や喫茶店やカラオケ店向け
ということですから、開店中に店に持ってこられることを嫌います。多くの場合は、
店が閉まっているときに納品します。そして、その納品方法は細かく決められています。
冷凍食品を机の上に置いておくといたみますから、冷凍庫に収めるのです。それも、肉は
「冷凍庫の左から2本目の下段の一番上のトレイに収めなさい」というように詳細に
決められているチェーン店もあります。
この特徴を聞くと、非常に難しい物流をしていることを理解いただけるでしょう。
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