インタネットが広く普及するなか、一般家庭でもインターネット取引(B to C)が
盛んに行われるようになって来た。また、企業間取引(B to B)もかなりの勢いで伸長している。
こうしたなか、企業のビジネスモデルにこれらを組み込む事例が増えている。
(1)ビジネスモデルの構成要素である物流
ビジネスモデルの中で、お客さまとのコミュニケーション・ネットワークだけでなく、
商取引にインターネットを活用している例が出て来ている。この場合、さまざまな情報が
インターネット経由で授受できるが、取引の基本機能である物流機能は、やはり外すことはできない。
(2)資産効率に影響する「在庫」戦略
在庫は企業にとっては掛けがえのない資産である。小売の店頭では現実の取引の際に
在庫がないと商売そのものが始まらないし、お客様もそこに在庫があるから店舗にやって来るのである。
しかし、かと言ってやたら在庫を持っているというのも考えもの。では、どの程度もっていれば
良いのであろう。そこには適正在庫という考え方が必要である。そして、あるときには
政策的に在庫を増やしたりすることも出てくる。これらは資産効率として評価することで、
より効果的な在庫政策を検討することが重要となってくる。
ROA(Return On Assets,総資産利益率)として評価される。
以上
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