第4の、営業マンがいない
逆に、営業マンが多くいるために、儲からなくなる場合もあるということを知っておこう。
特に小さな規模の生産工場においては、営業マンは不要である。これは規模に比較して、
あまりにコストがかかりすぎるためである。
今や営業マンの労働生産性は大変低く、またそれを数値面で表現しにくいので
よけい困った状況になっているケースが多い。営業マンを多く使わなくても考え方次第で、
十分企業経営はできるはずだ。その具体的な方策は、よい武器を持たせたパート軍団を構築して、
社内に「売れる仕組み」作りを最優先させるべきである。
このようにヒトの問題は、その考え方である。中小企業の経営は大企業と大いに違う
という発想で行動してもらいたい。つまり、大企業は自動車であり、中小企業は自転車、
そして零細企業はリヤカーを動かしていると思えばその運転の仕方、経営の仕方、
ヒトの使い方等が大いに違うということがはっきりわかるはずである。
以上
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