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第131回
【物流】棚卸・格納・関連作業のスピードを上げる<その1>
2014/10/1
棚卸作業には突飛な方法はありません。急がば回れで、確実に棚卸をすることがスピードアップに
つながります。なぜなら、棚卸で「実在庫数(または実棚数)」と「コンピュータ在庫数(または理論値)」の
数字が合わないときに、理由の突き止めに時間がかかるため、確実な実在庫数を取らなければ
ならないからです。その方法は、「段取り」と「進捗管理」をしっかりすることです。段取りは、チーム制を
取るなら取るで、どう組み合わせるか、どう役回りを決めるのか、それぞれのチームにどんな棚卸表を
渡すのかなどを決めて、誤解が生じないように説明します。
例えば、2人1組で読み合わせをするなら、数え手と読み手を決めるとか、棚卸表に数字を
入れないとか、数字が違ったときには何をするのかを決めておくのです。
メーカーなどが手伝いに来るときは、メーカーの人だけの組をつくらないこと(間違いが多い)
なども決めておくとよいでしょう。また、キッチリと作業を行っているかどうかの進捗確認をして、
正確な数字を出していきます。棚卸作業では、理論値と違っていることは問題ではなく、
実際の在庫数と調査数が違うことが問題になるからです。
そして、棚卸後に、即入力などでチェックをしていき、再チェックはその日のうちに終わらせるように
してください。その数が、現場にある実在庫で間違いない状態で終えるようにしてください。
同時に、差異が出た原因は、早期に突き止めるようにしてください。記憶は、時間と共にあやふやに
なるし、決算:処理の問題にもなるので、期限を決めて行うべきです(期限を決めることが通常でしょうが、
決めずに判明するまでとしている会社もあるのです)。 以上
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