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第35回
組織活性化策(2)組織の共通目標を意識して行動する
2006/10/1


  俗にいわれる「一匹狼」という状態がある。これはあくまでも「群」から離れて、全く自己本位に
 行動するオオカミである(しょせん1匹だけの力)組織(チーム)として目指しているのは
 「群れをなす狼集団」である。1匹1匹が強く、しかも群として各々の役割を果たし、群れとしての
 掟を守り、群れを維持する統一行動のできる集団である。チームとしての基本要素として、
 次の6点が考えられる。
 
 (1) 共通目標(理念・方針・目標・計画など)が明確で、かつ認識統一されていること。

 (2) 組織(指揮系統・役割分担など)と制度(システムとルール)が確立されているいること。

 (3) 集団としての規律が維持されていること。

 (4) 威信と信頼が、有機的に結びついていること。

 (5) 習慣化された(不律文)良き「ならわし」もあり、弾力性があること。

 (6) 競争と啓発の原理が働いて切磋琢磨の空気があること。 
 
  組織(チーム)を一人の体と考えるならば、その健康状態の良し悪しが組織パワーを
 大きく左右し、業績となって表れてくる。チームの健康管理が第一である。 
 以上

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