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第28回
不良債権の防ぐ着眼点〜財務諸表編〜
2006/3/1


1.第 一 期 症 状
 (1) 粗利益率低下
       〜競争力が弱く、値引き、ディスカウントの結果、粗利益率が極度に低下する
 (2) 経費過剰
       〜一般管理・販売費が予算を上回る。予算統制なし
 (3) 在庫超過
       〜不良在庫、遊休在庫が発生し、ロスが生じる
 (4) 資金繰り悪化
       〜損益繰りから資金繰りに引火し、資金繰りに追われはじめる
 (5) 損益分岐点操業度悪化
       〜損益分岐点操業度が90%以上となり、赤字症状が出る
2.第 二 期 症 状
 (6) 回転率悪化
       〜在庫回転率から総資本回転率まで、あらゆる回転率が低下する
 (7) 経営生産性悪化
       〜人的生産性、設備生産性、資本生産性ともに悪化する
3.第 三 期 症 状
 (8) 借入限度額超過
       〜借入金が月商の3倍を超え、支払の利息に圧迫される
 (9) 不良債権発生
       〜不良債権、不渡り発生により極度のピンチに陥る
 (10) 赤字
       〜累積赤字が月商の2倍、資本金を超え、債務超過となる。
以上

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